お墓ができるまで

お墓ができるまでの流れをご紹介します。

  • 墓石のデザインを決める
  • 石材を決める
  • 彫刻文字を決める
  • 石材加工・現地据付工事
  • 墓石の完成
  • 開眼供養
墓石のデザインを決める
和型 洋型
和型や洋型、オリジナル墓石があります。
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石材を決める

現在、墓石として使用されている石の種類は、外国から輸入されたものを含めるとおよそ300種類とされています。しかし、石材店が実際に扱っている石は、過去の実績から自信を持って薦められる20〜30種類ぐらいのようです。その中でも特に一般に用いられている石は花崗岩(御影石)、はんれい岩(黒御影石)、安山岩、閃緑岩などです。これらの石は仕上がりが美しく、風化に強いなどの理由から主流になっています。

値段の目安としては、石質が均一でキズやムラのないもの、石目の細かいものが高いとされています。また、石の色や産出量、人気の度合いといったことも影響してくるようです。

彫刻文字を決める
1.彫刻する言葉を決める

お墓に彫刻する文字について、特にこうでなければならないという決まりはありません。とはいえ、墓石に刻まれている言葉の主流は「○○家之墓」や「○○家代々之墓」となっていますし、故人あるいはその家族が帰依している宗教や宗派に関する言葉を刻む場合もあります。後者の場合、寺院墓地なら住職から、その他の墓地なら石材店からアドバイスを受けるといいでしょう。

また、最近は好きな言葉、生き方や主張、生きた証を表現するような言葉など、自分たちらしい「おもい」を込めた言葉を刻む人も増えています。

2.書体を決める
書体には「楷書体」「行書体」「草書体」「隷書体」「ゴシック体」などがあります。もっとも一般的な書体は「楷書体」で、毛筆の筆遣いのように強弱をつけて彫り込まれます。

彫刻する際に必要な彫刻原稿は、書家が書く場合とデジタルで出力する場合があります。また、自分で書いた文字を原稿とする人もいます。
彫刻した文字は永く残りますから、文字についても書体についても、よく検討して決めることが大切です。
3.原稿確認
実際に彫刻する文字、書体で書かれた原稿を確認します。これがすんだら彫刻となりますので、間違いがないかをよくチェックしましょう。
4.彫刻
同時進行しているお墓の加工工程に合わせて、文字が彫刻されます。
石材加工・現地据付工事
契約時に取り決めた建立日に合わせて、石材の加工が始まります。石材の加工から据付、完成までの工事期間はおよそ1ヶ月から2ヶ月ぐらいがめどになっています。
文字彫刻が完了すると、現地据付工事が行われます。その後、香炉や花立、水鉢、塔婆立てなどの装飾品を設置します。
墓石の完成
工事が完了したら建墓者の立ち会いのもと、最終確認をしていよいよ完成となります。
開眼供養
新しく建てたお墓は、まだ単なる石の状態です。石に魂を入れる儀式「開眼供養」を行うことで、お墓としての機能を果たすことになります。
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