お墓ができるまでの流れをご紹介します。
現在、墓石として使用されている石の種類は、外国から輸入されたものを含めるとおよそ300種類とされています。しかし、石材店が実際に扱っている石は、過去の実績から自信を持って薦められる20〜30種類ぐらいのようです。その中でも特に一般に用いられている石は花崗岩(御影石)、はんれい岩(黒御影石)、安山岩、閃緑岩などです。これらの石は仕上がりが美しく、風化に強いなどの理由から主流になっています。
値段の目安としては、石質が均一でキズやムラのないもの、石目の細かいものが高いとされています。また、石の色や産出量、人気の度合いといったことも影響してくるようです。
お墓に彫刻する文字について、特にこうでなければならないという決まりはありません。とはいえ、墓石に刻まれている言葉の主流は「○○家之墓」や「○○家代々之墓」となっていますし、故人あるいはその家族が帰依している宗教や宗派に関する言葉を刻む場合もあります。後者の場合、寺院墓地なら住職から、その他の墓地なら石材店からアドバイスを受けるといいでしょう。
また、最近は好きな言葉、生き方や主張、生きた証を表現するような言葉など、自分たちらしい「おもい」を込めた言葉を刻む人も増えています。